(改訂)2026年春の会津若松研究集会のご案内
2026年春の会津若松研究集会のご案内
「ローカリゼーション(地域主義)をどう捉えるか」
1970年代、「地域主義」という言葉を提唱した玉野井芳郎氏はその著書『地域分権の思想』において「一定地域の住人が、その地域の風土的個性を背景に、その地域の共同体に対して一体感を持ち、地域の行政的、経済的自立性と文化的独立性とを追求すること」と定義した。それより半世紀が過ぎ、今まさに地域主義を実践する時期ではないだろうか。原発など大規模集中型のシステムがその地域の電力を賄うためではなく、大都市の需要を満たすために作られた。大都市が発展するためには地方を切り捨ててもよいという発想である。
このような現状を踏まえ、発想として地域資源の見直し・活用、経済的豊かさに対する生活・文化の豊かさの重視、全国画一から地域の個性発揮といった地域主義について、今回は会津若松の地から皆さんと共に討論したいと思います。
【日 時】 2026年5月23日(土)、24日(日)
【会 場】 会津大学キャンパス内講義棟 105 中講義室M10
*)南側の入り口から入って、北西側奥の駐車場から
講義棟に入ったところの1階です。
会津若松市一箕町鶴賀
(JR会津若松駅よりバスで10分程度)
https://u-aizu.ac.jp/intro/campusmap/
【プログラム】
◎5月23日(土)
14時―17時30分 一般講演
(注:講演件数が6件を超えた場合は13時開始)
18時 懇親会(JR会津若松駅付近を予定)
◎5月24日(日)
9時30分 開会挨拶(学会代表世話人)
9時35分―12時 全体講演
講演Ⅰ
「エントロピーの立場から地域の地産地消の可能性を探る」
中山正敏さん (九州大学名誉教授・会員)
講演Ⅱ
「タイトルは未定」
菅野芳秀さん(農業、社会活動家、農作家・非会員)
13時―15時30分 パネルディスカッション及び参加者との質疑応答
問題提起1 「豊かな地域づくりを目指す自然エネルギー」 佐藤彌右衛門さん(会津電力株式会社特別顧問、大和川酒造会長)
問題提起2 「原子力核災害から考える私たちの暮らし」 片岡輝美さん(会津放射能情報センター代表)
パネルディスカッションと質疑応答
15時30分 閉会挨拶(学会代表世話人)
【問い合わせ先】
学会事務局(office-k@entropy.ac) 075-708-8062
会津実行委員 近藤恭彦(lect2105@jc.u-aizu.ac.jp) 0242-83-2152
【実施方法】 会場とオンライン参加のハイブリッド方式
【参加費】 無料
◎オプショナルツアーのご案内
会津電力戸の口堰小水力発電所見学 *)事前予約が必要です。
5月23日(土)午前中に実施します。
参加希望者は当日10時半までにJR会津若松駅に集合してください。
尚、見学には1,200円の料金が必要となっています。
参加を希望される方は近藤または福本(totomukuf2@cb4.so-net.ne.jp)までご連絡ください。
*)この案内は中間的なものです。内容が更新されましたら、随時更新いたします。
一般講演を募集いたします
一般講演を申し込まれる方は、①発表者指名(連名も可) ②発表題目
③発表要旨(100字程度) ④会場発表またはオンライン発表のどちらかを明記の上、
事務局(office-k@entropy.ac)または福本(totomukuf2@cb4.so-net.ne.jp)までお申し込みください。尚、発表時間は質疑応答を含めて30分程度を予定しています。
《一般講演》
「電気エネルギー依存社会」 近藤恭彦さん (会場口頭発表)
電気エネルギーは、制御しやすく幅広く利用可能な2次(以下)のエネルギーである。自動車のように、かつては電気を使わなかった機材も電力化が為されている。一方、電子機器のように電気エネルギーで無ければ使えない機器も増えている。その為、エネルギーの電力化率は増加している。更にAI・データセンターの急増によって、電力需要が急増している。この需要を満たすために多くの問題が発生している。電力供給は需要に追い付かず、電力破綻に陥る可能性は高いと推測される。
「フクシマ健康被害裁判敗訴の理由に関する考察」 山田國廣さん、丸谷一耕さん (会場口頭発表)
福島原発事故影響・健康被害裁判、自主避難裁判が勝訴できない理由である“100 mSv以下健康影響なし論の嘘”と“20 mSv以下避難指示解除論の嘘”が原発推進権威筋により上げて作り出されてきたことを証拠資料を示し解明する。
「エントロピー学会設立の経緯」 中山正敏さん (会場口頭発表)
エントロピー学会以前に、槌田敦らによる「物理学者によるエネルギー問題」が、理研シンポジウムとして開かれた。ところが、1982年の第4回について、理研当局により槌田に対する弾圧があった。これに対抗するために、「エントロピーについての小?学会」を作る提案があり、1983年に設立された。
「地域主義-科学技術と地域社会の共存可能な条件-」 藤堂史明さん (会場口頭発表)
科学技術とりわけ情報技術の進歩と同時に進行するグローバリゼーションは社会の態様を大きく変化させ、社会不安も増大している。食糧とエネルギーだけでなく、社会の安定と民主的な意思決定の分野で、地域の自立性が求められている。グローバリゼーションと多様性の追求は何を間違えたのか、科学技術と地域社会が持続可能なものとして共存するには、どのような選択が必要か、その条件を考察する。
「エントロピー学会の『初心』に立って『熱学的思考』を試みる」 馬場浩太さん (会場口頭発表)
多分野の研究者・市民が、だれにも分かることばで語ることはS学会の初心だと思っています。熱は、時間が刻々と進む中で起きている「こと」の集まりだ、ということをふまえて、熱のエントロピーをふつうのことばで捉える試みを話します。
(4月24日まで申し込み分)
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