「低炭素社会」を問う連続講座 <第5回>
エントロピー学会 関西セミナー主催
「低炭素社会」を問う連続講座 <第5回>
テーマ:原子力エネルギーは気候変動問題解決に役立つか?
主旨:原子力発電は、発電時の二酸化炭素排出が少ないという理由により、気候変動問題解決の切り札として再評価する動きが活発化している。しかし、ウラン資源開発から始まる核燃料利用プロセスのあらゆる段階で放射能汚染が発生する。
また、ウラン製錬後の鉱滓、使用済み核燃料や原発の廃炉は、猛毒の放射性廃棄物であり、環境中に流出しないよう超長期間厳しく管理する必要がある。そのための管理コストやエネルギーコストは甚大である。また、原発稼動中の温排水の問題も看過できない。原子力エネルギーは本当にクリーンで持続可能なエネルギー源なのだろうか。
第一部として、同志社大学経済学部の学生に、原子力エネルギー推進派と反対派の意見を集約した結果を中間報告してもらう。第二部として、アメリカ・ボストンより、タフツ大学医学部教授のブルーギー博士を招聘し、主に公衆衛生学、コミュ二ティー医学の立場から議論いただく。ブルーギー教授は、ウラン鉱山労働者や周辺住民の放射能被曝問題の第一人者として著名である。
講師 第一部:同志社大学経済学部学生
第二部:米国タフツ大学医学部教授 ダグ・ブルーギー博士
(Dr. Doug Brugge, Tufts University School of Medicine, Boston, MA,USA 通訳 振津かつみ氏(医師)
日時:2010年9月4日(土)15時~17時30分
場所:同志社大学新町キャンパス 「臨光館」207号教室
京都市営地下鉄「今出川」駅より北西方向へ徒歩7分
研究者、学生、院生、一般市民の皆様の参加を歓迎いたします。
(参加費:1000円、学生・院生は無料。事前申込不要)
共催:エントロピー学会 第28回全国シンポジウム現地実行委員会
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和田
<お知らせ> エントロピー学会の2010年全国シンポジウムが、10月16日(土)~17日(日)に同志社大学新町校地「臨光館」で開催予定です。奮ってご参加ください。統一テーマは「『低炭素社会』を問う」です。暫定プログラムが以下にあります。
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〒602-8580 京都市上京区今出川通
同志社大学経済学部 光塩館
和田喜彦
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