4月例会:1.ナノテクの問題点、2.”不都合な真実”とエントロピー論、3.経済学者は経済政策を検証しない?

日程:4月21日(土)午後1時30分?
場所:京都精華大学交流センター会議室
    地下鉄烏丸線丸太町下車6番出口から烏丸通り北へ徒歩2分、
    竹屋町通交差点(駐車場)を西(左)へ曲がってすぐの5階建てビル。
発表:(※発表順序が変わることもあります。ご了承下さい) 

・「ナノテクの問題点」(福本敬夫さん)
昨年の全国シンポジウム一般講演で発表されましたが、ちょうど裏番組で関西セミナー自主企画を開催、殆どのカンセミメンバーが聴講できませんでしたので、改めて発表して頂きます。

・「”不都合な真実(アル・ゴア)”とエントロピー論(試論)」(安田祐介さん)
不都合な現実への対応策が「モラル・倫理」に求められていますが、 もっと定量的な「エントロピー論」の出る幕はないだろうか?と言う具体的な問題意識で従来のエントロピー論を見直していけないだろうか? さらに付け加えるなら 「ΔSではなくdS/dtに活路がないか?」

・「経済学者は経済政策を検証しない?」(桑垣豊さん)
経済学の方法論について、2人の著書(伊東光晴、東谷暁)を手掛かりに問題提起したい。
『「経済政策」はこれでよいか』伊東光晴 岩波 1999年 1600円
ケインズには、理論の検証という発想があったが、今の経済学者には・・・
ケインズの調査では、金利が下がれば投資を増やすとした経営者はほとんどいなかった。何のための経済学かというテーマもあつかう。
『現代に生きるケインズ』伊東光晴 岩波新書新赤1013 2006年 740円
アメリカの経済政策をそのまま導入してもうまく行くはずがない。いや、アメリカでもうまく行っているとは言いがたい。
『金よりも大事なものがある 金融モラル崩壊』東谷暁 文春新書545 2006年 730円
中小企業の実情を知らず、政策の失敗にも学ぼうとしない。
『金融庁が日本を滅ぼす』東谷暁 新潮文庫 2006年 438円