「低炭素社会」を問う連続講座第2回ポスト原発に向けた地産地消の可能性
エントロピー学会 関西セミナー主催
「低炭素社会」を問う連続講座 <第2回>
ポスト原発に向けた 地産地消の可能性
福井県若狭地方は「原発銀座」と呼ばれる原発集中地域であるが、1970~80年代に運転を始めた古い原発が多く、立地市町は減少する固定資産税や事故時の風評被害などに苦しんでいる。
だが、着工準備中の敦賀3号・4号機以外の増設計画は今のところなく、2001年に美浜町で出さ れた原発増設要請決議は関西電力に断られている。いずれ必ず来るだろう原発後の地域の姿を考えるヒントにすべく、現在の若狭地方で進行する食を巡る取り組みとそこから導かれる可能性を“地産地消”という基準をもって自分なりに感じたままを述べてみたい。
若狭地方は豊かな自然に恵まれ、かつて朝廷に食物を納めていた御食国(みけのくに)の歴史や一昼夜かけて鯖売りの商人が行き来した鯖街道など食を巡る文化的背景に事欠かない地域である。講演者は大阪住まいであるために必然的に外からの視点になってしまうが、ここで挙げたいくつかの取り組みからその奥深さと可能性を感じて頂ければ幸いである。
講師:松田明恵氏
京都精華大学人文科学部卒業生
日時:2010年5月29日(土)15時~17時
場所:同志社大学新町キャンパス
「臨光館」207号教室
京都市営地下鉄「今出川」駅より北西方向へ徒歩7分
研究者、学生、院生、一般市民の皆様の参加を歓迎いたします
(資料代:500円、学生・院生は無料。事前申込不要)
共催:エントロピー学会 第28回全国シンポジウム現地実行委員会
問い合わせ先:同志社大学経済学部 和田喜彦
yowada @ mail.doshisha.ac.jp 電話Fax:075-251-3582