12月例会:ため池を守れー消え行く重要遺産としてのため池の価値と意義

【テーマ】ため池を守れー消え行く重要遺産としてのため池の価値と意義
【日時】2006年12月16日(土)午後3時ー5時30分)(終了後忘年会予定)
【場所】中京大学(地下鉄八事下車、5番出口すぐ)センタービル6F 0605教室
【講師】大沼淳一さん(会員)
【会費】500円(カンパ、学生、院生免除)
【概要】大規模農業用水幹線水路の整備やグローバリゼーションに伴う減反政策などの結果として、水利施設としての機能を失ったため池は猛烈な勢いで消滅しつつある。全国に約20万ヶ所残っているといわれているが、かってはその3倍はあったと考えられている。愛知県でも1万ヶ所以上との推定があるが、現在は3300ヶ所にすぎない。ため池の価値と役割は農業用水利施設にとどまらない。むしろ現状では以下のような価値に注目する必要がある。1)多様な動植物のハビタット(棲み家)あるいはシェルター 2)水辺のアメニティー(親水機能) 3)歴史文化遺産 4)遊水池機能 5)環境教育の場 いったん破壊してしまえば再建造は難しい。しかし、ため池の消失速度は落ちていない。保全、保存しようという施策も貧困である。そうした現状を報告するとともに、ため池を守るためにどうすればよいかの提言を行う。

問合せ先:〒466-8555名古屋市昭和区御器所町名古屋工業大学材料工学科 
大里斉:TEL:052-735-5284 FAX:052-735-5284