5月例会:経済からの逃走―価値論無き現代経済学を批判する―

2007年5月12日(土)午後2時?5時

場所:東大駒場キャンパス(教養学部) 2号館3階308号室

  (東急井の頭線駒場東大前下車。2号館正面玄関が閉まっているときは、脇にある電話で呼び出してください。正面玄関は建物の北側にあります。井の頭線に面した方が南側です。少々分かりづらいとは思いますが、ご面倒でも正面玄関までお回り下さい。なお2号館には西側と東側にも出入口がありますが、これらは週末は常時閉まっており使用できません。)

話題提供:丸山真人

題目:「経済からの逃走―価値論無き現代経済学を批判する―」

宣伝文:近頃、大学で経済学を教えていて気になるのは、経済の形式概念ならわかるが、実体概念は理解できない、という学生が増えていることだ。価値論から遠ざかり、ついにはそれを放棄して、市場至上主義にたどり着いてしまった現代経済学は、経済学そのものの堕落を意味している。さりとて、19世紀の労働価値説に戻れば問題が解決するかといえば、そうでもない。環境の価値が捨象されているからだ。新しい価値論が必要とされる所以である。そこで、今回のセミナーでは、経済の実体概念を考え直す手始めとして、価値論なき現代経済学の価格メカニズムの虚構性を暴露し、21世紀にふさわしい価値論の可能性を示唆してみたい。

参加費:500円(学生無料)

東京セミナー連絡先

丸山真人:東京大学大学院総合文化研究科
〒153-8902 目黒区駒場3-8-1  TEL 03-5454-6466
e-mail:maruyama @ waka.c.u-tokyo.ac.jp

井野博満:
〒194-0041東京都町田市玉川学園7-15-5 TEL/FAX 042-726-0577
e-mail:inohf @ nifty.com