1月例会:新潟の反原発闘争小史―柏崎・刈羽と巻

2007年1月13日(土)午後2時?5時

場所:東大駒場? 2号館3階308号室

   (いつもの会場です。建物の玄関が閉まっているときは、脇にある電話で呼び出してください。)
講演題目:新潟の反原発闘争小史―柏崎・刈羽と巻

講師:菅井益郎(國學院大学経済学部)

講演要旨:

 1960年代末以降故郷の新潟では柏崎・刈羽と巻の二ヶ所で原発建設計画が持ち込まれ、予定地周辺の住民は否応無しに原発問題に巻き込まれた。柏崎は東京電力、巻は地元東北電力と建設主体は別だが、反対運動の方は連絡を取り合い共闘してきた。しかしそれぞれの地域の社会経済状況も政治状況も大きく異るので、運動もそれぞれ独自性をもって展開してきた。その両地域で原発をめぐる住民投票が行われて、いずれも成功したことはたいへん意義深い。巻では原発計画を撤回させ、柏崎・刈羽ではプルサーマル計画を撤回させたわけだが、両地域の反原発運動の歴史を振り返りながら、それぞれに共通する点と相違する点を考えてみたいと思う。

 なお菅井は柏崎原発反対同盟の結成に参加し、現在も通称「在青」=柏崎・巻原発に反対する在京者の会の世話人的立場にある。なお菅井の『体験的反原発運動史―住民無視の原子力開発に抗して』(たんぽぽ舎、2006年2月発行パンフ)を参考にして頂ければ幸いである。

参加費:500円(学生無料)

 東京セミナー連絡先

丸山真人:東京大学大学院総合文化研究科

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