「えんとろぴい」第66号(09.7)

エントロピー学会誌 第66号 2009年7月

特集: 『原子力発電の新局面 – ますます深まる矛盾』

はじめに (企画世話人 井野 博満・藤田 祐幸・山見 拓)

1. 原子力の本質

電源としての原子力と軍事としての原子力 (藤田 祐幸)
原子力の場から視た地球温暖化問題 (小出 裕章)

2. 核燃料サイクルと廃棄物

危険で無意味な「もんじゅ」運転再開、高速増殖炉開発 (小林 圭二)
高レベル放射性廃棄物 (広瀬 隆)
高レベル放射性廃棄物 – 将来世代への恐るべき付け – (鈴木 国弘)

3. 原発の安全性

地震と原発 – “原子力村”での産官学癒着の断面 – (湯浅 欽史)
原発の特別性と技術の平凡性、安全評価の立場性 (井野 博満)

4. 特別寄稿

原発の増設ではなく、原発依存の抑制に取り組むスウェーデンの意欲 (佐藤 吉宗)

5. 紹介

新潟日報社特別取材班著: 「原発と地震」 (近藤 凱彦)

名古屋懇談会 特別企画

定年退職にあたって去来することごと(2) (河宮 信郎)

覚書・論考

一般家庭における太陽光発電の費用・便益分析 2008年のデータ分析と、ドイツの固定価格買取制度の検討 (深澤 竜人)
自然美の固有価値とエントロピー (橘高 彫斗)
環境倫理覚書21 天賦人権は妄想なりや否や – 加藤弘之の名論「人権新説」の現代的意味 – (山内 友三郎)

解説

エントロピー経済学入門(第2回): 市場と生命における価値の生産 (藤堂 史明)

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