累積被爆線量の計算表

半減期と初期値に適当な数値を入れると自動的に、日数(x)放射線量(y)積算線量が計算されます。(2011年3月28日 川島和義会員作成)(4月7日ver.3掲載4月9日)

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 放射線量は、Y=A×(0.51/n)x という関係で減衰していくので、Yを積分して積算線量を求めると次表のようになる。(ただし、Y=24y、A=24a [μSV/日])
∫Y dx=A[(0.51/n)x/ln(0.51/n)]+ C

 複数(3種)核種の内の2つは、ヨウ素131とセシウム137ですが、他の1種は、特定の物質ではなく、半減期の短いものを想定して実測値に近くなるように適当な数値を入れてみたものです(ヨウ素とセシウムの比率も、特に根拠はありません。)。いろいろ数値を入れ替えれば、どうなるかの仮想実験が可能です。
 実測値というのは、文科省ホームページのポイント[32](原発から北西30km付近)のデータで、この場所は、屋内待避区域の少し外です。
 モデルは、核物質が最初に到達したものだけという前提です。実際には風向きによって何度か汚染物質が到達している可能性があります。また、雨や風で拡散していくことも考えられますから、モデルとずれる要因は、いろいろあると思われます。あくまで参考資料とお考えください