フランクフルター・アールゲマイネ(FAZ.net)記事抄訳(10)

福島原発事故に関連する記事の表題と抄訳を安藤直彦会員が随時行う。(掲載伊津)

2011年4月12日
(コメント)
エネルギー変革の費用(ドイツ事情)
エネルギー集約型産業はドイツにおける重要な電力の得意先である。しかし、彼らはベルリン(連邦政府)では聞き入れてもらえない。化学産業や鋼鉄産業なしには実入りのいい自動車や機械産業も存在しない。(Holger Stelzner)

2011年4月1日
(エコ電力研究)
Taunus(ドイツ中西部山地)からの出来立ての缶詰エネルギー(ドイツ事情)
予測されなかった潜在性
多くの森や風のつよい丘によって小さな自治体はエコ電力の生産において点数をかせぐことができる。フランクフルトのエコ電力研究はそれを語っている。Bernhard Biener)

2011年4月15日
(エネルギーサミットの前に)
オランダは新しい原子炉を計画している(ヨーロッパ事情)
原子力:イエスかノーか? メルケル首相によるエネルギーサミットの前にドイツでは議論が白熱している。オランダでは新しい原子炉の建設を計画しており、それは日本からの教えに目を向けていない。(Michael Stabenow およびAndreas Mihm,ブリュッセル/ベルリン)

2011 年4月20日
(ENBWの理事長 Hans-Peter Villis)
ルール地方の心臓部
ENBWの理事長Hans-Peter Villisは舵取りを手中にして苦労をしている。なぜなら、エネルギー政策に対する日程はいまや別物になっている:連邦首相、倫理主義者、環境同盟および新しい州政府。

2011年4月20日
(エネルギー変革シリーズ)
電力貯蔵が必要になる(ドイツ事情)
7つの古い原子炉の停止は何の問題ももたらさない。ドイツの発電所パークにおいて十分保証された成果を自由に利用できる。けれども、余剰な風力、ソーラー電力は中間貯蔵されなければならない。(Georg Kueffner)

2011年4月24日
(エネルギー変革)
RWE(ドイツのエネルギーコンツェルン)に最善はない(ドイツ事情)
RWEおよびEonの株は高い利益と高配当の故に確かなナンバーとして価値があった。しかし、いまやその上に新しいリスクの重荷がかぶさっている。それはひとり原子力政策だけではない。

2011年4月24日
(グリーンピースの理事長、Kumi Naidoo)
「世界はドイツをみている」(ドイツ事情)
日本における事故が将来のエネルギー最適割合についての議論を世界的に白熱させた。GreenpeaceのKumi Naidooはアフリカの貧困に対して脅威となる気候戦争、太陽電池などの模範としてドイツの脱原発についてのべている。

2011年4月24日
(チェルノブイリ)
1時23分に原子力産業の至宝は爆発した
誰も我々に事前の準備をさせなかった:エンジニアのBoris Stoljartschukは1986年の4月26日の報告をしるしている。その日、チェルノブイリの原子力発電所は爆発した。4人がコントロールルームで働いていた。そのうち2人はいまはなくなった。Srolijartschjukは壊れたコントロールルームから逃げなかったにもかかわらず、生き延びた。(Konrad Schuller,,Kiev)

2011 年4月25日
(復活祭デモ)
原発反対の12万人が路上に(ドイツ事情)
復活祭デモの終わりには全ドイツで1万人以上が原子エネルギーと戦争に反対してデモをおこなった。主催者は12箇所の原発所在地の抗議で参加者は12万人と語った。

2011年4月25日
(原発災害)
福島における冷却の研究
その後、福島原発の温度は金曜日(4月22日)に大きく上昇し、作業員は冷却に努力した。そうこうしている間に、EU諸国は太平洋からの食用魚に対する定期的な管理調査を行うことで同意した

フランクフルター・アールゲマイネ より
Aktuelle Nachrichten online – FAZ.NET
http://www.faz.net/s/homepage.html

フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(独: Frankfurter Allgemeine Zeitung – F.A.Z.)は、第二次世界大戦後の1949年にフランクフルト・アム・マインに再建されたドイツの新聞。略号は FAZ である。福島原発事故に関連する記事の表題と抄訳を安藤直彦会員が随時行う。 体裁を整え伊津が掲載する。