フランクフルター・アールゲマイネ(FAZ.net)記事抄訳(3)
福島原発事故に関連する記事の表題と抄訳を安藤直彦会員が随時行う。(掲載伊津)
2011年3月31日
古い原子炉は最終的に停止される(ドイツの事情)
ドイツの原子力発電所は地震、航空機の墜落に対して安全ではない。日本の原発災害の後で、Roettgen環境相は安全基準を検討させている。現在モラトリアムの期間だけ停止されている原発は常時停止可能。
2011年4月1日
FDPはその原子力政策について苦労をしている(ドイツ事情)
FDPは何年もの間長期間運転しているドイツ原発の推進力であった。Lindner書記長はいま古い原子炉を停止しようとしているが、Bruederle経済相はこれに反対している。最初の促進派は苦情を表明している。
2011年4月1日
福島後の新しい始まり(ドイツ事情)
政府の2050年におけるエネルギーコンセプトは1年すら続かない。日本の災害後、原子力はつなぎの技術として以上に有効でない。一連の発電所と電力網の再建のための真剣な作業計画が必要である。
2011年4月1日
東京電力は測定値がずさんである。
東京電力の信頼はさらに落ちており、さらに福島原発の経営者は間違った測定値を公表した。今度は地下水の放射能測定値を測定していない。地下水は汚染されてはいるが、東電の値は高すぎる。日本の核監視人からの報告である。
2011年4月2日
原子炉の「結果の公表」の検査(ドイツ事情)
連邦政府によるとモラトリアムの期間満了後にいくつの原発が停止されるかについても
決定はまだなされていない。Volker Kauder(CDU)は原子力による電力生産の迅速な停止を要求している。緑の党は可能なら7年以内に6箇所で最終的に脱原発の方向である。
2011年4月2日(ドイツ・ヘッセン州)
エネルギー転換はすでに実現している
Lucia Putttrich 環境相によると、エネルギー転換はヘッセン州ではとうの昔に実現している。
2011年4月2日
福島の原発施設で新しいひび割れが発見された
破損した福島原発の一つの壁に20cmの長さの亀裂がぱっくりあいている。そこから放射性の水が海に流れだしている。日本の菅首相ははじめて災害地を訪問し、犠牲者と救援隊の支援を確約した。
2011年4月2日
混乱状態は全部揃った(ドイツ事情)
原発停止法、それは脱原発を確実にし損害補償要求の根を絶つものでなければならない。それによってモラトリアムの状態は侵害による重大な権利を保障される。ドイツをバナナ共和国に格下げするつもりがないならば国民投票は政府の行動のための根拠ではありえない。
2011年4月2日
怒り(菅直人)
彼は性格を表に出す人として知られている。しかし、いま彼の行動には情熱が欠けているように見える。日本の首相菅直人は地震、津波、原子力、野党そして自身の党にたいして戦っている。
2011年4月3日
福島で二人の作業者がなくなっていたのがわかった
津波後の3週間で福島の原発で二人の行方不明の作業員がなくなっているのが見つかった。
その間日本政府は核の脅威に対する長く続く戦いに加え人口調査の準備をすすめている。
フランクフルター・アールゲマイネ より
Aktuelle Nachrichten online – FAZ.NET
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フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(独: Frankfurter Allgemeine Zeitung – F.A.Z.)は、第二次世界大戦後の1949年にフランクフルト・アム・マインに再建されたドイツの新聞。略号は FAZ である。福島原発事故に関連する記事の表題と抄訳を安藤直彦会員が随時行う。 体裁を整え伊津が掲載する。