フランクフルター・アールゲマイネ(FAZ.net)記事抄訳(7)
福島原発事故に関連する記事の表題と抄訳を安藤直彦会員が随時行う。(掲載伊津)
2011年4月10日
(Sigmar Gabriel インタビュー)
我々はドイツ産業のために戦う(ドイツ事情)
SPDの委員長、Sigmar Gabrielは計画中の脱原発の際、連邦政府が産業界の利益を十分配慮していないことを非難した。我々はそれぞれの産業の作業現場で戦わなければならない、
Gabrielはフランクフルトアールゲマイネの日曜版とのインタビューで語った。
2011年4月10日
(Norbert Roettgen 談話)
恐竜をどのように終わらせるか、誰が拒んでいるのか(ドイツ事情)
連邦環境相RoettgenはFAZとのインタビューで原子力の利用からの脱出について、現在重要な決定を予告した。エネルギー変換は「党の決定的な合意」である。;エコファンド(再生可能エネルギーへの電力コンツェルンの補助)の支払いはやめるべきだという電力コンツェルンの結論は一種の「パラダイム変換」である。
2011年4月11日
(日本で大きな余震)
避難地域を30kmにまで拡大
日本政府は福島原発の周囲の避難地域を何週間も遅れたのちに、いまようやく拡大した。月曜日(4月11日)にはマグニチュード7.1の新しい余震があった。ベルリンの日本大使は原子力エネルギーの代替についての熟考を要求している。
2011年4月12日
(エネルギー変革)
パラダイスを前にした警告(ドイツ事情)
もし、40年間で化石燃料も、原子力エネルギーなしで間に合わせるという、すべての政党によって追求されてきた目標が現実になったら、ドイツ人にとって自分の国が全く見覚えがないものになるだろう。広い地域で、風力、太陽光屋根、バイオ反応装置、送電予定線、
などがエネルギー工場に変わるだろう。
2011年4月12日
(脱原発)
経済界はエネルギー政策に不安を感じている(ドイツ事情)
エネルギー集約的な製造部門は、政府がすべての利益社会的なグループについて表むき論じようとしていることに、彼らは明らかに見落としてきたのだが、不安を感じている。SPD(社会民主党)はこの間、ガスと石炭火力を増強してきた:それは支払い可能な電力価格にかかっている。
2011年4月12日
(福島)
最高の段階だがそれは最終段階ではない。
日本の原子力保安委員会は福島の原発災害をレベル7に引き上げた。その際、この値は後戻りしている。原子炉災害の新しい格付けはまだ最終のものではない。
2011 年4月12日
(巨大なタービン)
風力産業は大きな計画をもっている(ドイツ事情)
より速く、より高く、より軽く:この産業は新しい風力タービンを計画している。計画中のものは、これまでの最大のものの3倍の能力をもったタービンである。回転翼は直径250mになる予定で、2020年からエネルギーを発生できるだろう。
2011年4月13日
(原子力に対する代替エネルギー)
エネルギー代理業者は脱原発をしないように警告している(ドイツ事情)
より多くの二酸化炭素、より高いエネルギー価格を計算すべきだとChefoekonom Fatin Birolは述べている。そして同時に代替エネルギーの増強についてはドイツをほめている。
彼は代替エネルギーの成果のための重要な条件として排出権取引を支持している。
2011年4月13日
(新しいワールドウオッチレポート)
原子力とのラストダンス(ドイツ事情)
再生可能なライバルが成功している。ベルリンでワールドウオッチ研究所の核エネルギーについての新しい報告書が前もって公表された。それは世界的なエネルギー変革の構図を示している。風力、太陽、バイオマスが始めて原子力による電力の容量をこえた。
2011年4月14日
(フランス)
原子力についてのコンセンサスが崩れ落ちている(フランス事情)
ライン川上流のフェッセンハイムの原子力発電所はフランスの原子力村の恐竜として通っている。核エネルギーへの批判はアルザス地方ではこれまですべての場合少数意見であった。福島の影響でそれは変化した。サルコジ大統領は有利な態勢をつくるためにこの原子炉を電力網からほとんどはずすことを考えている。
フランクフルター・アールゲマイネ より
Aktuelle Nachrichten online – FAZ.NET
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フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(独: Frankfurter Allgemeine Zeitung – F.A.Z.)は、第二次世界大戦後の1949年にフランクフルト・アム・マインに再建されたドイツの新聞。略号は FAZ である。福島原発事故に関連する記事の表題と抄訳を安藤直彦会員が随時行う。 体裁を整え伊津が掲載する。