名古屋懇談会9月例会報告
名古屋懇談会9月例会報告(2007.9月29日開催)
会員の青木さんから「変調!世界経済」と題して話をして頂きました。
専門用語を交えながらの2時間半の話はよくわかったというわけにはいきませんが、私なりに理解できたことをまとめてみました。
アメリカ経済が「持続的」に成長するためには住宅需要が堅調でつねに右肩上がりにしておく必要がある。そのために本来なら住宅を買えない階層まで「顧客」にする「サブプライム」という利率の高いローンまで用意するようになった。
アメリカの金融機関はこのリスクの高いローンの資金調達を抵当証券というかたちで行って債務をひろく分散したため収拾がつかなくなり、それを救済するために欧米の中央銀行とくにユーロのヨーロッパ中央銀行が膨大な金額の融資を行った。日本は幸いにも欧米ほどの影響は受けていないというが100兆円もの中央銀行融資は金余りを招きスタグフレーションになる可能性大という。
それにしてもアメリカの国内景気維持のために導入されたサブプライムローンが世界の景気に影響をおよぼすグローバル経済の恐ろしさを感じさせる。
話だった。これに対処する手段を考えておく必要があるというがダイアモンドでも買っておけということだろうか。いずれにしても庶民がなすすべもない間に格差がますますひどくなることだけは間違いなさそうである。