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原発事故コーナー
原発事故コーナー : 原発震災関連情報    2011 年 5 月 26 日更新 (その2)
投稿者 : solo 投稿日時: 2011-05-27 10:12:42 (2947 ヒット)
PDF形式ファイルのダウンロードが出来ます。
http://entropy.ac/modules/mydownloads/singlefile.php?cid=13&lid=31
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●資料編
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1. 原発震災による放射性物質拡散・汚染状況 ---------------------

<海外> 以下のサイトでは福島原発からの放射性物質の大気中拡散のシミュレーションを掲載し、 随時更新しています。
オーストリア:気象地球力学中央研究所: Zentralanstalt für Meteorologie und Geodynamik (ZAMG) #特集ページの URL が更新されています。
http://www.zamg.ac.at/wetter/openair/eventwetter_za1.php
ドイツ:気象局:Deutscher Wetterdienst (DWD) http://www.dwd.de/
放射性物質拡散シミュレーション
フランス:放射線防護原子力安全研究所:Institute for Radiological Protection and Nuclear Safety(IRSN)
http://www.irsn.fr/EN/news/Pages/201103_seism-in-japan.aspx
セシウム 137 の拡散シミュレーション http://www.irsn.fr/FR/popup/Pages/animation_dispersion_rejets_19mars.aspx
原発震災関連情報 2011 年 5 月 26 日更新 9/17
アメリカ:New York Times(Radiation Level に福島原発周辺の放射線線量に関する情報) http://www.nytimes.com/packages/flash/newsgraphics/2011/0311-japan-earthquake-
map/index.html

<日本国内>
日本では原子力安全委員会が 2011 年 3 月 23 日に「緊急時迅速放射能影響予測ネット
ワークシステム(SPEEDI)」による放射性物質拡散のモデル計算を公表しています。 http://www.nsc.go.jp/info/110323_top_siryo.pdf
また、当初より日本の気象庁において放射性物質の拡散シミュレーションが計算され、 IAEAに提出されていましたが、ようやく日本国民向けにも公表がされるようになりま した。(公開日についてデータがありませんが、4月5日のようです。) ・最新のシミュレーション:
http://www.jma.go.jp/jma/kokusai/EER/eer_latest.pdf
・WSPEEDI(5 月 10 日公開)を含む放射性物質拡散シミュレーション発表サイト:
http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1305747.htm
※また、想定外の巨大地震との印象操作ではないか、ともいわれている気象庁の震度表記について、 気象庁に質問を送りました。
https://jma-net.go.jp/cgi-def/admin/C-101/opinion/postmail.html
質問内容:「質問です。東日本大震災について、気象庁は震度表記を気象庁マグニチュード(Mj) からモーメント・マグニチュード(Mw)に変更し(当初の 8.4 から 9.0 への変更)たというのは事実で すか?そうである場合、そうでない場合、いずれでも、震度表記の変更経緯についてご教示いただけ ると幸いです。また、以下の情報の表記単位を教えてくださ い。http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/daily_map/japan/20110311_list.shtml 公式ページ等の解説を教えていただくのでも結構です。見つけられませんでしたので。」
(※4 月 10 日に送信した上記質問に対して、5 月 25 日現在までに返信はありません。) ●気象庁マグニチュードからモーメントマグニチュードへの変更について、島村英紀氏:
「追記 2011 年 3 月 11 日に東日本を襲った巨大地震の"マグニチュード 9"とは」 http://shima3.fc2web.com/kyousei-atogaki.htm
参考:島村英紀 『巨大地震はなぜ起きる これだけは知っておこう』2011/4/25。花伝社。
●責任機関 ・東京電力(プレスリリース) http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/press_f1/2011/2011-j.html ・原子力委員会 http://www.aec.go.jp/
・原子力安全委員会 http://www.nsc.go.jp/ ・経済産業省 東日本大震災関連情報 http://www.meti.go.jp/earthquake/index.html
・原子力安全・保安院 緊急時情報ホームページ http://kinkyu.nisa.go.jp/
・文部科学省(現在問題となっている年 20mSv の被曝基準について事務的対応説明)
「福島県内の学校等の校舎・校庭等の利用判断における暫定的考え方について」
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/04/1305174.htm
原発震災関連情報 2011 年 5 月 26 日更新 10/17
●各県別の放射性物質による汚染状況
・福島第一原発事故に関連する総合的なデータ一覧が可能なサイト
(全国の放射能他、水道、原子炉状態、海水等の詳細、拡散予測総合情報の一覧)
http://atmc.jp/
・原子炉周辺 福島第 1 及び第 2 原子力発電所周辺のモニタリングカーによる空間線量
http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1304001.htm
・文部科学省による都道府県別環境放射能水準サイト
http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1303723.htm/
現在トップページに移動:http://www.mext.go.jp/ (ミラー):http://eq.yahoo.co.jp/ また同省原子力安全課によるPRサイト:環境防災ネット
http://www.bousai.ne.jp/vis/index.php (宮城・福島が「調整中」)
●<<東日本各県のデータ(放射線モニタリング及び、水道・農作物等情報)>> 北海道: http://www.pref.hokkaido.lg.jp/sm/gat/zenndoumonita.htm 青森: http://gensiryoku.pref.aomori.lg.jp/atom/index.html 岩手:http://sv032.office.pref.iwate.jp/~hp031501/hou.html 宮城:http://www.pref.miyagi.jp/gentai/Press/PressH230315.html 福島(地震被害全般からリンク):http://www.pref.fukushima.jp/j/index.htm
#推移グラフ化した個人のサイト(以下略記):
http://guregoro.sakura.ne.jp/radioactivity/mix/fukushima.php 茨城:http://www.houshasen-pref-ibaraki.jp/present/result01.html
#推移グラフ: http://guregoro.sakura.ne.jp/radioactivity/ 東海・東海第二発電所の放射線監視状況(トレンドグラフ)
http://www.japc.co.jp/pis/tokai/trend2.htm
山形 http://www.pref.yamagata.jp/ou/kenkofukushi/090001/houshasen.html
山形(大量の放射線が放出される場合の対処)
http://www.pref.yamagata.jp/ou/somu/020020/03/fukkou/tairyouhoushasen.html
新潟:http://www.bousai.pref.niigata.jp/contents/538/001663.html
長野:http://www.pref.nagano.jp/kankyo/kansei/houshanou/houshanou.htm
栃木:http://www.pref.tochigi.lg.jp/kinkyu/houshasen.html
群馬:http://www.pref.gunma.jp/05/e0900020.html
埼玉:http://www.pref.saitama.lg.jp/page/housyasenryou.html
千葉:http://www.pref.chiba.lg.jp/taiki/h23touhoku/houshasen/index-sokutei.html
東京(地上約 18m):http://ftp.jaist.ac.jp/pub/emergency/monitoring.tokyo- eiken.go.jp/report/report_table.do.html
神奈川:http://www.pref.kanagawa.jp/sys/bousai/portal/6,4696,14.html #推移グラフ: http://guregoro.sakura.ne.jp/radioactivity/kanagawa/
●気象条件 ・気象庁による風向観測 http://www.jma.go.jp/jp/amedas/205.html?elementCode=1
原発震災関連情報 2011 年 5 月 26 日更新 11/17
・気象庁ウィンドプロファイラ http://www.jma.go.jp/jp/windpro/
・風向(海上中心ですが) http://weather.goo.ne.jp/wave/wind.html
拡散の具体的シュミレーションについては上記のサイトの予測をご覧ください。

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2. 健康・生活面における放射性物質の危険性への対応
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内閣府・経済産業省・東電からの説明が責任回避のためか、過度に放射線のリスクを低 く表現したり、誤解を招く比較を行ったりしています。放射性物質のリスクに関して一貫 して低評価の傾向が見られます。 なお、官庁系のサイトにおいて空間放射線の強度に関して「健康に影響を与えるレベル ではありません」等の記載が多数見られますが、これは被曝線量における 「閾値」(し きい値)が存在するという仮説に依拠しているか、あるいは急性の被曝症状についてのみ 述べているかであり、バイアスのかかった表現です。放射線への被曝については、ある程 度以下であれば安全、という事を意味する「しきい」を意味する閾値がなく、被曝線量に 見合ってリスクが高まるということが国際的な了解事項です。また、空間線量の高さが放 射性物質の拡散によ るものである以上、空気・水・食品も汚染されており、内部被曝も 考慮する必要があります。原発からの放射性物質の漏出は最良の見通しでも数ヶ月以上は 続くと見られ、累積被曝線量に注意が必要です。
(5 月 26 日補記:漏出は数ヶ月どころでなく、最低半年から 1 年以上と見られる。) ●低線量被曝に関する参考サイト(アーネスト・スターングラス博士講演録):
http://fujiwaratoshikazu.com/2011disaster/index.html
100mSv 以下であれば健康に影響がない、という言説が一種の仮説に過ぎず、論争があ る上、国際機関でも採用されていない点についての解説。なおこれ はリスク物質につい て「閾(しきい)値」がないということに対応しています。私の意見でも、低線量被曝で も量に応じた比例的な発ガン・突然変異などの影響 があると考えています。
●ゲンダイネット:近藤誠・慶大医学部講師が緊急寄稿「100ミリシーベルト以下の被 曝量なら安心」はウソっぱち!
http://www.gendai.net/articles/view/syakai/129864
●European Committee on Radiation Risk による評価(ECRR2010 に関して):ヨーロッ パ放射線リスク委員会による放射線影響評価についての記事。大規模核汚染の際のリスク 評価として、ICRP の評価体系は過小であるとして具体的リスク評価の事例計算を紹介:
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/nuclear/articles/110319_ECRR_Risk_Model.html
※ECRR が EU 委員会の一部であるという誤解をしていました。独自の調査機関ですので、 訂正します。
行政・マスコミの放射能の安全性に関する医療情報の出所と思われる
●放射線医学総合研究所
http://www.nirs.go.jp/index.shtml
原発震災関連情報 2011 年 5 月 26 日更新 12/17
・経済産業省の核燃料系のキャリア官僚を役員に迎えています。
http://www.nirs.go.jp/about/officer.shtml
関連するブログ等 ●武田邦彦氏のサイト
http://takedanet.com/
放射線に対する健康・安全面での考え方、状況分析など。いわゆる「専門家」の説明も 批判的に分析しています。原子力推進の専門家の中では極めて慎重・中立的な情報を提供 しています。また、簡易の累積被曝線量の計算方法も掲載。危険なものを安全と言い、国 民を犠牲にして事故を矮小化し、東電・政府の責任を転嫁しようとする動きに警告。
●国民に内部被曝を強いる放射能暫定基準値により流通する食品 ・従来の日本の放射能汚染食品の安全基準(輸入時 Cs134,137 合計 370Bq/Kg)
http://www.mhlw.go.jp/houdou/0111/h1108-2.html
・東大病院 team nakagawa による「暫定規制値とは」 http://tnakagawa.exblog.jp/15130051/
※蛇足ですが、上記ブログは被曝基準の正当化だけでなく、「国民一人一人が、一度エゴ を捨てて、まとまる必要があると思います。」等と、原発震災に関わる利権構造を誤魔化 そうとしている点が問題です。どうして利権関係者のために汚染食品を食べ、国民が死ぬ リスクを引き受ける事により、賠償金額を圧縮しなければならないのでしょうか。
・team nakagawa 『「暫定規制値」とは』の説明について (上記解説の批判) http://blog.goo.ne.jp/chemist_at_univ/e/19ec2b0757777656a339ba710d4308d9
・大いなる勘違い:放射性ヨウ素の暫定基準値算出の前提 (同じく批判)
http://ameblo.jp/radi2011/entry-10847380673.html
・産総研の「安全科学研究部門」のグループ長 岸本充生氏 基準値の根拠を追う:放射性ヨウ素の暫定規制値のケース http://www.aist-riss.jp/main/modules/column//atsuo-kishimoto009.html
上記ブログより引用:「食品の暫定規制値は多くの専門家やマスメディアが言っているような「1 年間 摂取し続けた場合の値」ではなくて、「1回のイベントで汚染された食品をその後摂取し続けた場 合」の値なのだ。半減期に応じて汚染がどんどん減り続けることが前提なので、継続的な放射性物質 の排出があるような場合には当てはまらない。」
基準値の根拠を追う:放射性セシウムの暫定規制値のケース
http://www.aist-riss.jp/main/modules/column//atsuo-kishimoto010.html ・岡敏弘(福井県立大学)氏の補足: http://www.s.fpu.ac.jp/oka/radiation.htm ●放射能汚染食品情報:http://radioactivecontamin.blog79.fc2.com/
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3. 事故原発の動向と今後のエネルギー政策、国民生活 ---------------------
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短期的な原発存続をバネに新エネ導入を図る「環境団体」の危険な賭け:
脱原発は科学的知見・政策提案として訴えるだけでなく、具体的な変革のための行動を 必要としています。アイデア・取り組みについてお知らせください。これらの項目につい ての情報を募集します。また、脱原発だが当面は原発維持、という論調が、新エネルギー 普及政策を推進する組織から出ています。そもそも地震列島での原発運転の危険性をもう 忘れてしまったのでしょうか?まだ、福島第一の 1 号-4 号の全ての炉が危険な状態であ るというのに。一番、変化していないのはそのメカニズムも未解明な「人為起源 CO2 によ る地球温暖化防止」を原発停止より優先する「環境団体」の意識です。
安易な多段階単純二項選択式のロジック(風が吹けば桶屋が儲かる式論理): I:温暖化は CO2 原因 II:化石燃料はダメ、だから新エネか原子力しかない III:新エネは時間が掛かるから、できるまでは原発運転
という論理は、原発震災までの原発利権のロジックとほぼ同一です。原発利権であれば新 エネでなく、「核融合」か「高速増殖炉」が結論に来る程度の違いです。新エネの導入拡 大や発送電の分離等の改革に反対はしませんが、原発の脅威を新エネ普及補助金の踏み台 に使うというロジックで新エネ導入促進を図ろうとする場合、原発が当面残存することが 必要条件ともなります。そうでなければ強い推進力が生まれないからです。
そうしている間に比較的安全と想定した(安全審査が当てにならないことは経験したば かりです)原発が事故を起こしたらどうするのでしょうか?
まずは安全性を優先して原発を止める、そのために電力が不足して人命に危険が及ぶ (医療・生活上)ならば、ガスコンバインドサイクル発電等の環境負荷が低く、短期間に 増設可能な発電方式で供給を、そういう提案をすべきです。
※後述の ISEP の提案についての考察もご覧ください。
●関連:「「環境問題」を考える」:http://www.env01.net/index02.htm ●植草一秀氏のサイト 3 月 20-21 日の降雨について注意を呼びかける植草一秀氏のブログ
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/320-21-9886.html
以後も植草一秀氏のブログが、原子力利権の制度的性質と、今後のエネルギー政策を考え る上での意見を述べられています。産官学一体となった利権配分の仕組みで、国民の安全 を脅かす原子力開発がなぜ行われてきたか、考えるヒントとなるでしょう。また、危険と 分かっている食品を食べようとする運動など、東電・政府の責任を子供を含む国民の健康 を犠牲にすることで擁護しようとする動きに警鐘を鳴らしています。今後の情報更新も期 待しています。
・5 月 22 日「SPEEDI 情報隠蔽、そして降雨が重大な意味を持った」
原発震災関連情報 2011 年 5 月 26 日更新 14/17
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/speedi-1ca8.htm
・5 月 2 日「原発事故責任者に農林漁業損害を全面補償させよ」
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-9140.html
・4 月 9 日「原発推進=人類滅亡導く米官業政電+学利権複合体」 http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-3e60.html
●環境エネルギー政策研究所(ISEP)等のエネルギー政策提案と、脱原発だが原発温存、将 来的には新エネルギー、という立場について この研究所( http://www.isep.or.jp/ )についてはご紹介してきたとおりです。
4 月 21 日付け原発事故賠償スキーム政府原案の批判については妥当と思います。 http://www.isep.or.jp/images/press/110421ISEPpress.pdf
ただし、4 月冒頭のレポートでは、既存原子力発電を維持した新エネルギー開発プラン を提案しており、私はこの研究所の状況認識に大きな疑問を持っています。これは他の 「脱原発だが、当分原発温存、将来は新エネ」という立場の組織に共通した疑問です。 ・4/05(火)ISEP プレスリリース(PDF)
「3.11 後のエネルギー戦略ペーパー」No.2 3.11 後の原子力・エネルギー政策の方向性 ~二度と悲劇を繰り返さないための6戦略~ 環境エネルギー政策研究所 所長 飯田哲也
http://www.isep.or.jp/images/press/ISEP_StrategyNo2.pdf
・4/04(月)ISEP プレスリリース(PDF)
「3.11 後のエネルギー戦略ペーパー」No.1「無計画停電」から「戦略的エネルギーシフ
ト」へ【改訂版】環境エネルギー政策研究所 所長 飯田哲也、主席研究員 松原弘直
http://www.isep.or.jp/images/press/ISEP_Strategy110404.pdf
この中で、同研究所は「原子力は自然減と震災損傷を考慮して約 10%もしくは 2020 年 までに全廃」(報告書 1:2 頁)とし、部分的な停止を提案しつつも、部分的に存続させ る方針を示しています。 もはや既存の原子力発電(筆者の居住する地域で震災の被害を受けた柏崎・刈羽原発な ど含むの安全性が担保されていないことは明白となりました。それ が1基であろうと、 大変なリスクを持つ原子力発電の延命は、即、日本国民の滅亡に繋がる可能性があり、そ れがいつになるか(2020 年まで持つか?)分からない以上、最も大切な人命尊重を後回 しにすべきではありません。この報告書の姿勢は、惰性に流されています。 また、「気候変動政策・低炭素社会構築にエネルギー政策の転換を反映させる。」(報 告書 2:2 頁)、「 気候変動政策・低炭素社会構築としたエネルギー政策との相乗的な統 合」「大量エネルギー消費維持&原子力拡大が、気候変動政策(地球温暖化対策)の選択 肢 としては相容れないことがはっきりした。」(報告書 2:7 頁)としていますが、そも そも地球温暖化問題が環境問題として重要度が高いのか?「低炭素社会」のスローガンは 原発推進のためのプロパガンダであるという論点にどう答えるのでしょうか。 元々、環境負荷の指標を二酸化炭素とし、低炭素を環境政策の目的とすること自体が、 そのものとしてほとんど誤っています。(ほとんど、と言うのは化石燃料の燃焼の結果 「のみ」に着目すると確かにその削減が環境保全に望ましいからですが、)それが、実際 上、代替的エネルギーとしての原子力推進のための偽の目的であると指摘されながら、低 炭素の枠組みで研究資金を得てきた科学者達に共通して反省していただきたいものです。
原発震災関連情報 2011 年 5 月 26 日更新 15/17
#なお、2010 年 10 月 16 日、17 日 京都 同志社大学のエントロピー学会シンポジウム 基調講演においては、『低炭素社会という名の高ウラン社会を問う』と題し、室田武氏に より、二酸化炭素濃度が長期的に増加していることを世界で最初に突き止めたキーリング の研究に、専門家以外で真っ先に着目したのは、当時アメリカ政府のエネルギー研究開発 局(ERDA)傘下の研究所の所長で、マンハッタン計画にも参加し、原子炉の開発を主導し てきたワインバー グ(Alvin M. Weinberg)であることが指摘されています。
参考: 室田 武「低炭素社会という名の高ウラン社会を問う」、『エントロピー学会第 28 回シンポジウム
予稿集』(エントロピー学会第 28 回大会基調講演予稿 2010/10/16・17 同志社大学)。 Alvin M. Weinberg "The Second Nuclear Era", http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1911916/ . |目次に戻る|
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4. エントロピー学会 春の研究集会「原発の廃炉に向けて‐福島原発同時 多発事故の原因・影響の真相を総合的に解明する」記録 (4/23,24)
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エントロピー学会では 4 月 23 日、24 日に表記研究集会を京都で開催しました。 なお、本研究会の内容は書籍として出版されます。エントロピー学会編『廃炉に向けて (仮題)』日本評論社(7 月予定)。
内容(再掲):4 月 23 日(土)
・山田國廣(京都精華大学教授) 開会の挨拶
・広瀬隆(作家・ジャーナリスト)「福島原発同時多発事故から何が分かったのか。
そして、私達は何をすればいいか」: E-ラーニング形式の Flash スライド(講演音声つ き)で視聴できます。大変分かりやすくなっています。是非ご覧ください。
http://entropy.ac/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=554
資料は次の URL から:http://entropy.ac/modules/mydownloads/viewcat.php?op=&cid=13
英文版資料: Hirose Takashi: The Nuclear Disaster That Could Destroy Japan and the World – On the danger of a killer earthquake in the Japanese Archipelago:
http://entropy.ac/download/nd.pdf
・福本敬夫(阪大理学部)「原子炉から大気、水、食品、人体への放射能汚染の広が りをどうみるのか」 ・山田國廣「深刻な土壌汚染」 ・菅井益郎(国学院大学教授)「飯舘村現地調査の報告」
内容概観:原発震災により、以前より指摘されてきた地震列島日本で多数稼動する原発 の安全神話が偽りであることが分かり、次々に深刻な汚染状況が明らかになった今でも、 マスコミも国民も行動をとろうとしない、そのことの危機が指摘されました。また、大気 中、食品、魚介類、などに広がり、今後も数十年以上にわたり長期間続く放射性物質によ る汚染と、内部被曝の脅威について解説されました。飯舘村の調査報告では、極めて高い 放射線量を検出しながら、なかなか避難措置がとられず、自然を生かして独自の村づくりを目指していた飯舘村の暮らしが、根こそぎ破壊されていることが報告されました。 4月24日(日)
●24 日の講演(後藤・井野・黒田・室田・三輪の各氏)とパネルセッションについて Ustream 録画で視聴可能です。
講演:http://www.ustream.tv/recorded/14235271 パネルセッション:http://www.ustream.tv/recorded/14240664
・後藤政志(元東芝技術者)「福島原発事故で何が起こったのか:原発設計技術者の視 点」
・井野博満(東京大学名誉教授)「福島原発で何が起こったのか:その意味するもの」柏 崎・刈羽原発の閉鎖を訴える科学・技術者の会
・黒田光太郎(名城大学教授)「東電・保安院などの事故対応:柏崎・刈羽原発での経 験を踏まえて」
・室田武(同志社大学教授)「原発廃炉の経済学:二酸化炭素 1990 年比 25%の検証」 ・三輪大介(沖縄大学地域研究所特別研究員)「上関原発の工事中止の行方」
・パネルディスカッション パネリスト上記報告者(広瀬氏以外全員)司会:山田國廣・ 和田喜彦(同志社大学教授)
内容概観:当初の圧力変動で、格納容器の破壊は明らか、この時点でスリーマイルを超 えたことは明らかだった。原子炉の状態の推定と今後の展開について。漏出が続く放射性 物質、原子炉を水で洗っている状態。事故原因について、推進派は、全てを津波のせいに して、津波対策を施して原発の存続を図ろうとしている事について。福島での放射能汚染 の現状、年間20ミリシーベルトの地域に住むと1000人に一人は癌で死ぬ。子供のリスクは 5倍、乳幼児は9倍。0.11μSv/h超えると要注意。現場では被曝労働も横行。脱原子力につ いての取り組み。

終わりに:原発震災か原発犯罪か

「皆さん、原子力事故という見出しを見ているが、私は違うと思う。 これは原子力犯罪なんだ。広島・長崎、第五福竜丸、こうなるとわかっていた。 戦後一貫して原子力を推進してきた、金儲けしたい悪党どもが起こしたこと。」
(住民運動により阻止された巻原発の元予定地、新潟市西蒲区における西尾獏氏(原子力 資料情報室)講演会での住民発言(筆者メモ)(5/15)より)
原発震災関連情報は、まだ、未整理・不十分ですが、随時公開していきます。
原発震災関連情報 2011 年 5 月 26 日更新 17/17

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